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6月例会報告


6月16日(水)19時より、第1回中部地区会6月例会が、「自社事業の再構築のために」をテーマに上尾市プラザ22にて開催されました。
今回は、「経営革新の取り組み」について埼玉県産業労働部産業支援課主任 永幡仁根氏を講師に、パルデザイン リ・ホーム/晴建築工房(株)中山晴喜社長を報告者に迎え、ゲストもあわせると総勢約二十数名が集いました。
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【開会】
渡邉利政氏の司会によりスタート。
沢木地区会長の「厳しい経済状況の中で、其々の経営環境を改善し強く生き抜いていかなければならない!・・・」という熱〜い挨拶を頂戴しました。
【講演】
いよいよ本日のメインイベント。
儲けるプラン作成にチャレンジしよう!と「経営革新承認制度」について永幡氏の講演が開始。
「経営革新計画は、厳しい現状をチャンスと捉え、将来あるべき姿へ到達し経営力をアップさせるためのツールである」と、やさしい表現で強く教えて頂きました。
経営革新や経営理念の作成に取り組むことが、現状の経営を考えさせられ、将来に向け見直しをする良いきっかけとなり、夢が実現していく可能性が見えることで仕事にやりがいが湧いてくるようになる。・・・なるほど!
【報告】
実際に経営革新に取り組み、みごと承認を受けた中山社長から、計画書作成にあたり長年描いていたプランの書面への落とし込みに苦労をされたこと、素晴らしい指導者に恵まれ計画書作成が推進出来た事、また計画当初より現在の売り上げが考えられない倍率で伸びてきているなどの羨まし話を聞くことが出来ました。・・・喜びのあまり報告時間を大幅に延長されておりましたが、その気持ちがよ〜く伝わる内容でした。
熱く参考になる講演と報告は拍手喝采で終わりました。
【グループ討論・発表】
「自社事業の付加価値を高めるための強みと弱み」について4つに分かれグループ討論の時間が30分間持たれました。
それぞれの討論後、グループ毎のまとめを各2分間づつの持ち時間で発表されました。
●弱み
・中小企業の売上は、偏った客先への依存率が高い場合があり、その客先の影響を受けやすい。
・少人数の場合、一人区の仕事量が多く、集中した仕事が出来ない。
・具体的な経営計画や理念、目標が無いので、従業員に社長の意思が浸透していない。
・他社のやっている事業内容を探って、自社との比較を行っていない。・・・等々。
●強み
・独自で資格や販売方法を持っている。
・ニッチな分野に取り組んでいて、競合が少ない。
・小さな会社特有の小回りを利かした活動をしている。
・アイデアが出せることで、気付くことが出来る。・・・等々。
う〜ん、やっぱり経営革新に取り組んで、経営内容を整理することが大切であると感じました。
【例会まとめ】
武笠克弘氏による、「本日の勉強会を基に、今後の経営に生かしていきたい」旨の簡潔な締めくくりは見事でしたね。・・・やっぱり、先輩方はさすがですね〜。
【懇親会】
例会会場まん前の和民に移動し、楽しみの懇親会。
昼間の陽気と勉強会が熱(暑)かったせいもあり、乾杯のビールの味がひとしお。
例会等ではない其々の会員とのざっくばらんな時間は、新しい出会いと驚きを感じさせられました。
特に中山社長の「建築業界裏話」は、きわどい話で大盛り上がりでした。・・・面白かったですね〜。
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埼玉県産業労働部の永幡氏からは、「取り組みの際は逆指名でっ!」と強く要請がありましたので、皆さんその節は宜しくお願いします。(取得支援の成果によってボーナスの査定にひびくんですって?!)
【私感】
中部地区会会員は勉強が苦手?との噂を耳にしましたが、どうしてどうして・・・なかなか真剣な眼差しと熱いトークが飛び交っておりましたよ〜。
勉強会でひとつの事案に集中し、交流会では個々につながり・・・この一体感は最高ですね!
記念すべき第一回の例会にふさわしく、希望を持たせてくれた「経営革新」のテーマに感謝です。
第2回も今回以上の例会を期待しております。
(文責:地区会広報委員 上地護仁)