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外形標準課税適用拡大に反対


中部地区会のみなさま
こんにちは。
消費税導入後のバタバタは少しは納まりましたでしょうか?
「世界的に見て高い日本の法人税を25%程度に引き下げ、経済の活性化につなげる」
これだけ読むと、「あ、そうか、それは良いことだ」と思ってしまいますね。
ですが、この減税には裏があるのです。
法人税を25%まで引き下げると、税収が3兆円ほど減るそうです。
それでなくても、赤字国債連発の日本、この減った3兆円はどう手当てする?
安部内閣は、財源確保のため、これからその方法を考える、と言っていますが・・
今、水面下で議論されているのが、
中小企業にも「外形標準課税」を適用する
この意味するところは、赤字の年度であっても、
法人税を納める必要がある
、ということです。
これまでは、利益に対して課税されていましたが、
外形=払った人権費や家賃にも課税をされるのです!
人権費にもですよ!
経営が苦しくても、なんとか社員さんにはお給料を。
と頑張っている中小企業経営者をナンと馬鹿にした制度でしょう!
大企業は、不採算部門をとっとと切捨て、
千人単位の解雇もいとわない。
パナソニックしかり、ソニーしかり。
雇用は守らず、会社だけ残ればよいのか・・
この課税制度が導入されたら、倒産する中小企業は間違いなく増える。
それでも、弱い会社は市場から立ち去ってもらってOK!
と、堂々と政府税調は言っているのです!(4/24、太田弘子座長の発言)
雇用の7割を中小企業が維持している現状にもかかわらず!ですよ(怒)
これで、景気回復をめざす政策、なんて言えるのでしょうか。
まあ、こんなことが、世の中では粛々と進みつつあります。
こうした、裏状況を知ることができたのも、
「社長の学校」に属していたおかげです。
ということで、この制度導入に反対!の署名活動が始まりました。
あまり時間がありません。
9月末までには、埼玉同友会で1万名の署名を集めたい
やはり100万程度の署名がないと、
政府を動かすだけの力にはならないそうなので。
昨日の幹事会で
この署名活動を会員さん以外の中小企業の仲間にも広めましょう!
ということになり、来週木曜日(7/10)、皆で集って、
新規会員さんの開拓のためのポスティングをします(訪問先の名簿あり)。
現在、参加者は10名の予定ですが・・・多くの参加をお願いしたいと思います。

アトリエ3C+U建築設計事務所  代表 岡部千里


埼玉新聞 2014年7月2日
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実効税率が下がっても増税されたら意味がありません。

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中小企業への外形標準課税、検討本格化 177万社の赤字法人に甚大な影響懸念
Business Journal-2014/07/23
日商会頭「外形標準課税は不当」 夏季懇で反対方針確認
日本経済新聞-2014/07/16
「雇用守れなくなる」 埼玉中小同友会、外形課税拡大で署名活動
埼玉新聞-2014/07/
東商、中小の課税強化への反対方針を確認
日本経済新聞-2014/07/04
「外形標準課税適用拡大は増税」 県中小企業家同友会、反対へ署名活動 /神奈川
毎日新聞-2014/07/23