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本日、7月例会開催!


国の中小企業政策として今一番旬の話題、「農商工連携」について学びました。
行政から中小企業基盤整備機構の三宅幹雄氏にお越しいただき
「農商工連携とは何ぞや?」その概要についてわかりやすく説明していただきました。
国から農商工連携の認定を受けると、
1枠最大3000万円の助成金(かかった費用の2/3まで)が出ること
連携のために必要な人材の派遣を無償で受けられること、融資条件の緩和があることなどが
説明されましたが、農商工連携の真髄はここにあらず!
その一番の目的は「農商工連携を通じて地域振興を進めること」です。
その活動に対して結果として助成金等の支援が受けられる、という視点が欠かせません。
地域振興につながるかどうか?が認定審査のポイントだそうです。
そして農商工連携のキーワードは下の4つ。これを満たさないと審査の土俵に立てません。
1.有機的な連携=連携先同士がWinWinの関係であること
2.お互いに経営資源(ヒト、金、モノ、情報)を出し合うこと。しかしながら金だけ出せばというのは×
3.新商品(サービスでも良い)の開発であること(当事者にとって新規事業であれば可)
4.経営の改善につながること 売上高アップ1%が見込めること
例会

後半はこの認定企業である(株)アライの新井俊雄氏より、その実践報告をいただきました。
川越のさつまいも農家と組んで、オンリーワンの焼酎「紅赤金時」の生産者となった(株)アライ。
酒類の卸業とは、メーカー商品を右から左に流すだけのいわばマージン商売。
それが、自分たちがマーケティングして、それにあった特異な商品を開発、供給する側になる。
商品に自分で価格をつけることの優位性と仕事に対する誇り。
社員のモチベーションも上がったと言います。
紅赤金時
新井さんにいただいた心に残る言葉・・・
「我々中小企業が勝つためには、マーケティング、ターゲットの絞込みが必須だ」
地域に特化して、自社の商品(サービス)を愛してくれる消費者にのみアピールすれば良い。
それには1社でできないことも、連携で新しいアプローチが生まれるかもしれない・・・
そんな経営革新への勇気をもらえた例会でした。
(例会づくり委員長 岡部千里 記)