
一般社団法人 埼玉中小企業家同友会は、年齢、社会的立場、業種にとらわれず、中小企業の経営者達が共に見聞をひろめ、地域と企業の繁栄を目指す経済団体です。
中部支部は県の県央地域(上尾市、伊奈町、桶川市、北本市、鴻巣市)とその周辺を基盤に事業を展開している中小企業経営者が「例会」という名の勉強会を中心に自社に課せられた課題解決について学び、自社の発展、地域への実践に向けた活動を続けています。

ベンチマーク例会を開催しました
丸和工業株式会社代表取締役 矢部 利人 氏が30年もの長きにわたって継続して取り組まれてきた経営実践について、報告頂きました。矢部氏が何よりも大切にされてきた【社員を幸せにする】という想いが、日々の積み重ねを通じて、結果的に会社の財務改善や自己資本比率の向上につながったという点が、特に強く印象に残りました。
矢部氏がそれほど長く継続できた理由は何かと考えたとき、その想いが心の奥底から湧き上がるエネルギーの源泉となっていたからではないかと感じました。社員の幸せのために行動することが、結果としてご自身の喜びや満足にもつながる。そのことを、矢部さんは自然体で体現されているように思います。そして、「社員のため」に行動することには終わりがないからこそ、常に新たな課題に向き合い、謙虚に改善を続けてこられたのではないでしょうか。
目の前にある課題や問題を一つ一つ丁寧に解決し、それらの積み重ねを仕組みとして定着させていくことの大切さを、改めて学ばせていただきました。たとえ小さな一歩であっても、「他人のため」に行動する習慣を身につけることで、結果として自分自身や会社を豊かで充実したものにしていける――そんな確かな学びを得られた例会でした。
中小企業の競争力を高める経営戦略とは?
北本市の丸和工業株式会社をベンチマークし、同社の成功要因を探る例会です。 同社は借入金ゼロ、社員満足度の高さ、セブン-イレブン・ジャパンの建築推奨業者登録や幼稚園・保育園建設全国1位などの実績を持ちます。例会では、財務改善や社員還元の取り組み、社内品質管理、経営者と社員の信頼関係構築などを、パネルディスカッションと現場見学を通じて学びます。
開催は2025年3月18日(火)16:30~18:30、会場は丸和工業株式会社です。
2025 埼玉県央地域防災シンポジウム
上尾市、伊奈町、桶川市、北本市、鴻巣市の住民や中小企業を対象に、地域防災力の強化を目指すイベントです。石川県薬剤師会能登北部支部長の原将充氏が能登半島地震の実体験を語り、一級建築士の中山晴喜氏が具体的な防災対策を紹介します。さらに、桶川市長や自治会、商工会など地域リーダーが集結し、行政、住民、企業が一丸となった連携の重要性を議論します。
開催は2025年3月22日(土)17:30~20:30、会場は桶川市商工会館です。
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同友会三つの目的
- 同友会は、ひろく会員の経験と知識を交流して企業の自主的近代化と強靭(じん)な経営体質をつくることをめざします。
- 同友会は、中小企業家が自主的な努力によって、相互に資質を高め、知識を吸収し、これからの経営者に要求される総合的な能力を身につけることをめざします。
- 同友会は、他の中小企業団体とも提携して、中小企業をとりまく、社会・経済・政治的な環境を改善し、中小企業の経営を守り安定させ、日本経済の自主的・平和的な繁栄をめざします。
一般社団法人 埼玉中小企業家同友会中部地区会
事務局:埼玉県さいたま市中央区上落合2-3-2
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