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経営を支える陰に論語あり


故きを温ね
新しき未来に向けて活かしていこう!

中部地区会2021年2月例会

報告者

報告者:矢部利人氏 
丸和工業株式会社 代表取締役
(中部地区会第12代会長)

(埼玉中小企業家同友会 中部地区会)

報告スライド

日 時:2021年2月19日(金)18:30~21:00
会 場:WEB (Zoom使用) ※ID、パスワードは追ってご連絡します。
参加費:無料 

今年の大河ドラマ「青天を衝け」の主人公は「日本資本主義の父」と称される渋沢栄一。その精神は論語に基づいているとも言われています。
そこで論語の教えから盤石な経営基盤づくりを目指されている矢部氏に実際の失敗談も交えながら報告いただきました。
先代のお父様が逝去され、27歳で事業を承継した矢部氏は、すぐに自分のやりたいこと、新しいことに取り組みはじめたそうです。しかし社員さんはついてきてくれません。どうすればいいか悩んでいるとある人の勧めから読みはじめた論語に「三年父の道を改むんば、孝と謂う可し」とあるのを知ります。「三年父の道を改めない」とはつまり「父の道を変えることはそれまで父についてきてくれた社員を否定することになる。三年間は経営者と社員が信頼し合えるようになるまでに必要な時間なのだ」と考えるようになり難局を乗り越えられたそうです。
他にも経営理念、人の活かし方、コロナ禍にも関連する章句と実例等もお話いただき、時代は変われど論語には心の支えになり課題解決に繋がる多くのヒントが含まれているとうかがい知ることができました。

矢澤敦臣 記

社長室の書棚には論語関連書籍がズラリ

Agenda(予定・順不同)

  • 経営理念と論語
  • 事業承継と論語
  • 人の活かし方と論語
  • 企業の繁栄と論語
  • 社員教育と論語
  • コロナ禍と論語
  • 私の好きな章句
  • よく聞く章句

グループ討論テーマ(予定)

自社の課題は何ですか? その解決策は?

参考書籍

「仮名論語」伊與田 覺 (著), 論語普及会 (編集)


開催趣旨

埼玉で女全交(女性経営者全国交流会 )が開催されたとき(2018年)
渋澤栄一の話も盛んになり、私の論語に対する興味は深まっていました。

そんな中、
全県(埼玉同友会全県経営研究集会)のテーマを決める会議に参加していたときのことです。
「社長の学びをアピールするといい」
「学びだけでなく実践が大事」
というような話が飛び交っているのを聞いて。

学んだことを実践していく。
「これって論語と同じ?」
と思ったのです。

子曰學而時習之 不亦説乎
聖賢の道を学んで時に応じて実践し、その真意を自ら会得することができるのは、なんと喜ばしいことではないか
(仮名論語より)

続く
有朋自遠方來 不亦樂乎』も
共に道を学ぼうと遠方から同士がやってくるのは、なんと楽しいことではないか
(仮名論語より)

この遠方を地理的距離ではなく、自社から遠方にある業界、全く違った業種。と考えると、まさに!です。

 業種・業界が違っても「よい会社・よい経営者・よい経営環境(地域社会)」の実現をめざして共に学び、実践していく中に楽しさあり。

同友会は論語の会ではありませんが、論語の中には強靭な経営体質をつくるヒントがあるに違いありません。

そこで、渋澤栄一に再びスポットが当たり始めた今、

長年論語を学びつづけ、強靭な経営体質を実現されている矢部氏に報告をお願いしました。

2月例会で何かを掴み、論語を学び続けていければと思います。

2021年2月例会座長 矢澤敦臣


埼玉中小企業家同友会中部地区会

事務局:埼玉県さいたま市中央区上落合2-3-2
新都心ビジネス交流プラザ10F
TEL 048-747-5550 FAX 048-747-5560



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